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Con tuttiの犬や猫の訪問介護・介護相談って何をするの?

こんにちは!

Con tutti―コントゥッティ― では、シニア期や病気で体の自由がききづらいわんちゃん・ねこちゃん、その飼い主さんに向けて、動物病院での介護ケアを生かした訪問介護を行っています。

 

けれども、「老犬・老猫の訪問介護ってどんなことをするの?」とご質問を受けることも多いので、今回は私たちが介護中に行っていることや気をつけていることについてお伝えします。

 

「あ〜、うちもそれで困ってるわ...」

 

と悩んでいる飼い主さんがいらっしゃいましたら、「頑張りすぎないみんなで行う介護」を一緒にやってみませんか?

 

ー今日の目次ー

1.犬や猫の介護ってどんなこと?

2.Con tuttiが訪問スタイルで介護相談を受ける理由

3.Con tuttiが訪問介護を行う理由

4.Con tuttiが犬・猫の訪問介護中に行っていること

5.介護を行う時に大切にしていること

 

犬や猫の介護ってどんなこと?

飼い主さんは、さまざまな状況で愛犬と愛猫の介護に直面することになります。

 

● 老犬期・老猫期による足腰の衰え

● 病気による運動機能の低下(椎間板ヘルニアによる麻痺、関節炎 など)

● 病気による脳機能の低下(認知機能不全症候群、脳腫瘍 など)

● 五感の機能低下(目や耳が聞こえない、鼻がきかなくて食欲がわかない など)

 

介護というと「寝たきり」や「オムツ」といったイメージが強いかもしれません。

しかし、足腰の弱りで歩くことがおぼつかなくなる以外にも、加齢が原因で

・舌の動き

・嚥下機能(飲みこみの力)

が低下して自分だけでごはんが食べにくくなった時に、きちんと愛犬・愛猫の「食べたい」をサポートしてあげることも1種の介護です。

 

他にも、わんちゃんやねこちゃんの介護では、

● 歩行の介助(行きたいところへ行く気持ち・行動の自由をいつまでも)

● 食事の介助(食べたい気持ちを大切に・必要な栄養をおいしく食べられるように)

● 排泄の介助(トイレの失敗による不快感を減らす)

● 寝たきりの介助(床ずれや体の痛みを和らげる)

といったことがメインになってきます。

 

要は、体の機能が衰えたりできないことが増えた時に、できるだけわんちゃん・ねこちゃんの生活の質を保つためのお手伝いをすることなのです。

 

Con tuttiが訪問スタイルで介護相談を受ける理由

さて、Con tuttiでは先ほどの介護内容を元にした、介護相談を行っています。

 

以前なぜ自宅での訪問相談やお世話が必要になるの?でも少しお話ししましたが、私たちはあえて皆さんのご自宅に訪問するスタイルをとっています。

 

それは、「どんな介助をわんちゃんやねこちゃんが求めているのか」が、飼い主さんからのお話だけでは、その子に合った具体的な方法をお伝えしづらいからです。

 

● 何が原因でその子が介助を必要としているのか

● お家の中でいつもどんなふうに過ごしているのか

● 飼い主さんにとって行いやすい介助はどんなものか

● 飼い主さんとその子の生活がどんなふうになれば楽に過ごせるのか

 

こういったことを、飼い主さんに愛犬・愛猫の姿を実際に目にしてもらいながら、いつも困っていることを思い出しつつ話してもらうことで、解決策も見つかりやすくなります。

飼い主さんにとっても、どこかの教室で緊張しつつ話さなければいけなかったり、口では伝えにくい状況をどう伝えれば良いのか悩む必要が減るのも大きなメリットです。

 

また、わんちゃん・ねこちゃんのお家の中での動き、使っている食器やトイレなど「いつものスタイル」を知れば、お家の中の環境や介助の仕方を変更するアドバイスもより具体的に伝えられます。

 

「前はこんなふうにお家の中で過ごせていたのに今はできない…」

「前はお散歩や外出を楽しめていたのに、今はどうやって連れ出してあげればいいのかわからない…」

といった、以前の姿とのギャップに悩む人も多いのがわんちゃん・ねこちゃんの介護の実状。

 

そのため、私たちはできるだけそのギャップを減らせるよう、「その子のためだけのオリジナル介護」を提案するために訪問スタイルを大切にしています。

 

Con tuttiが訪問介護を行う理由

介護相談・カウンセリングで皆さんのわんちゃん・ねこちゃんの状況を把握した後には、訪問介護によってお世話の代行も行っています。

 

私たちが訪問介護を行うのは、

「わんちゃん・ねこちゃんの体や心への負担が少なく」

「飼い主さんもわんちゃん・ねこちゃんも疲れない」

介護をお手伝いするためです。

 

愛犬・愛猫の介護が必要な状況になって飼い主さんが悩むことの1つに、その子だけを置いて外出しにくいというものがあります。

 

皆さんのお家でも、仕事でどうしても日中家を空けなければいけないという人もいるでしょう。

仕事を時短にしたり、働き方を変えるにしても、急に介護が必要になった時にはその対応が間に合わないこともあります。

 

また、普段お家にいるという方でも、人の家族とのダブル介護をしていたり、ちょっと買い物や美容院に行くなどの気分転換もできずにいると、「いつまでこの介護が続くのだろう…疲れた…」と辛くなってしまう人も。

 

そんな時訪問介護スタイルであれば、わざわざ愛犬や愛猫を家から連れ出して預けなくても、出かける時間に合わせてバトンタッチしたり、事前に鍵を預かって取り決めた時間にお世話に行くことで、飼い主さんの外出をお手伝いできます。

 

そして、わんちゃん・ねこちゃんにとって、「いつもと違う環境」に行くこと・預けられることには、多少なりとも緊張や不安が伴います。

特に、いわゆる認知症の老犬や、お家が大好きなねこちゃんにとって、慣れた場所以外で過ごすことで認知症の症状が悪化してしまったり、体調を崩してしまうケースもあります。

 

「預け先から連れて帰ったら疲れ切っていた」というわんちゃん・ねこちゃんのことを、動物病院に勤務していたころからよく伺っていたため、訪問スタイルで負担を減らすことを意識しています。

 

Con tuttiではこのように、わんちゃん・ねこちゃんの介護で、飼い主さんが頑張りすぎない介護生活を送れるよう日々模索している最中なのです。

 

Con tuttiが犬・猫の介護中に行っていること

「訪問介護中ってどんなことをしてくれるの?」というご質問もよく伺うので、少しご紹介しておきましょう。

 

介護が必要なわんちゃん・ねこちゃんにとって、「目が離せない(離したくない)」状況であることがとても多いです。

そのため、一緒に過ごす時には「見守り」をしながら、事前に取り決めたお世話内容を、わんちゃん・ねこちゃんそれぞれのペースに合わせて行っています。

 

● 食事(準備や片づけも)

● 水分補給

● 排泄や気分転換のための外への散歩

● 体の清拭(汚れた部分をきれいに拭き取り)、ブラッシング

● 床ずれ予防の体位変換

 

器から食べるのが難しければ、スプーンやシリンジ(針のついていない注射器のようなもの)を使って食べてもらったり、水分不足に陥りがちな足腰の弱った老犬・老猫の水分補給を促して脱水を予防するなど、行うこと・方法はさまざまです。

 

認知症の老犬で、角にはまって動けなくなったり、ぐるぐる同じ方向に回っている最中に倒れこんで起き上がれずに鳴き叫んだりした時に、傍にいて助けてあげることもあります。

 

中には、夜鳴きが酷くて飼い主さんが寝られずに困っているケースでは、飼い主さんが別室で眠っている間、私たちスタッフが代わりに見守るという飼い主さん在宅での介護ケアも。

 

飼い主さん・お世話するわんちゃん・ねこちゃんの状況に合わせて、「訪問介護時間にしてほしいこと」をお伝えいただければと思います。

 

介護を行う時に大切にしていること

お家に伺って訪問介護を行う時には、飼い主さんが普段やっているお世話の方法で、

「できるだけ同じように行うこと」

を大切にしています。

 

わんちゃんやねこちゃんによっては、ごはんのあげ方、お水のあげ方、トイレ姿勢の支え方など、ちょっとでもやり方が違うと、

・食べない

・飲まない

・排泄しない

といった、「これ、いつもと違うんですけど…」とアピールされる事態になることもあるからです。

 

ただし、飼い主さんの方法をそのまま行った時に、私たちが客観的に介護を行って気づいたことや、ちょっとした工夫ができそうなことがあれば試してみて、飼い主さんにお伝えすることも忘れないようにしています。

 

あくまで目的はちょっとでも楽な介護にすることなので、動物病院での経験も含めて試行錯誤する気持ちは大事にしようと考えています。

 

そして、私たちは介護や看護の経験を持ってはいますが、「その子のプロ」である飼い主さんがたどりついた方法や工夫を否定しようとは思っていません。

飼い主さんたちが、自分の愛犬・愛猫のため、自分の介護のために愛情をこめて発見した方法は、私たちの経験をしのぐものがたくさんあるからです。

 

そのため、時にはその方法を私たちが聞いて、他の飼い主さんにそのノウハウをお伝えすることもあるほどです!

こうして思い返してみると、私たちが1人の飼い主さんを1対1でサポートするだけでなく、私たちを通して飼い主さん同士の知識やノウハウの共有が行われているのだなとよく思います。

 

疲れた時にはいつでも誰かを頼っていいんです

どれだけその子のことが大好きで、人の家族と同じように大切に思っていても、介護による疲れは大なり小なり必ず体や心に訪れるもの。

それを無視して頑張ろうと耐えてしまうと、いつかは飼い主さんが限界を迎えてしまいます。

 

1人で頑張りすぎてしまうと、ついついイライラしてしまって、愛犬・愛猫・飼い主さん家族に怒りをぶつけてしまったり、怒った後に自己嫌悪に陥って悲しくなったりします。

 

そんな時には、いつだって私たちCon tuttiでも、かかりつけの動物病院でも、友人でも、頼れる人がいれば頼ってみてください。

辛い気持ちや悩みを吐き出すことで、毎日の生活でやらなければいけないことは変わらなかったとしても、心の負担は軽くなります。

 

もしも姫路市近辺で愛犬・愛猫の訪問介護や介護相談が必要な時には、いつでもお声がけいただければと思います。

時には姫路市周辺のイベントに出店することもあるので、見かけることがあれば気軽にブースにいらしてくださいね。

 

Con tuttiの訪問介護についてはこちら!(HP)